トラウトスタッフ 川瀬紀之「本流の大イワナを求めて」
岐阜県のフィールドスタッフ川瀬です。
今年も3月に解禁した飛騨市を流れる本流で解禁を迎えました。
今年は例年に比べて降雪量が少なく、2月に暖かい日が続いたこともあり、こちらの地域でも雪解けが早く進んだようです。その影響もあって、川の水位もこの時期としては、かなり低い印象でした。
この川でメインとなるターゲットは本流で育った大型のイワナで、サイズは40後半~50cmを超える大物です。普段は用心深い大イワナも雪代の濁りと増水で警戒心が薄れ、驚くほど大胆にルアーに反応する時があり、雪代の流入が釣果に与える影響は大きいと感じています。
例年なら気温が上がる昼頃から雪代の濁りとともに水位も増してくるはずですが、この日はイワナの活性に影響しそうなほどの変動は無く、大イワナどころか、小型の個体すら見ることはありませんでした。
結局、半ば諦め気味に入ったポイントでシュマリ95Fにヒットしてくれた綺麗なレインボーが唯一の釣果でした。
翌週も大型のイワナを探しに本流へ出掛けましたが、川を見ると先週よりもさらに水量が減ってしまっています。過去に何度か大型のイワナをキャッチしている押しの強い深瀬も、驚くほど弱々しい流れになっており、チェイスすらありません...
もはやお手上げ状態でポイントを眺めていると、水量が多い時には見えなかった川底の岩盤帯と至る所に入るスリット状の切れ目が確認でき、大型のイワナが潜むには絶好の地形に見えます。
いつもならシュマリMD90Fかシュマリディープ90Fを選択しますが、根掛かりを避けてショートリップのシュマリ95Fを結び、すぐに釣りを再開しました。
アップクロスにキャストして、ドリフトさせたルアーが自身の正面まできたらスローリトリーブを開始。この時、スリットを通過する時には大きめのアクションを入れます。
これを繰り返しながら釣り下っていくと、他の場所よりも水深がある辺りでルアーを引ったくるようなバイトがあり次の瞬間、激しく首を降る大イワナの姿が見えました。
久々の大イワナとのファイトに少し緊張しながらも、しっかりと疲れさせて無事にネットイン!
ネットに収まる、厚みのある魚体と風格ある顔つきに嬉しさが込み上げてきます。
サイズは泣き50といったところでしたが、時間を忘れて見入ってしまうような素晴らしい大イワナと今年も出会うことができました。
【タックル】
ロッド : パスプルーバーPRV67SL-2″Sweet Setter″
ルアー : シュマリ95F
リール : シマノ ヴァンキッシュC3000XG
ライン : バリバス ビッグトラウト 12lb